うつ病とわたし〜仕事と結婚どっちを取るか〜

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うつ病とわたし
1.〜精神疾患とは無縁だった学生時代〜
2.〜初めて死にたいと泣いた日〜
3.〜初めての精神科、適応障害〜
4.〜地獄の中で支えになった人〜
5.〜長崎県での返り咲き〜
6.〜0か100か〜

→前回から続きます…

社会人3年目、25歳のわたしは、
自分が昔から思い描いていた
バリキャリ独身女性の像を追い求めるのか
はたまた優しい彼との幸せな生活を手にするのか
ひたすら悩むことになります。

今の仕事に不満はない。
何百社の中から選んだ第一志望の会社で、
1番やりたい仕事に就かせていただいている。
秋田で失敗したぶん、長崎ではちゃんと
役に立ちたい。恩返しをしたい。

でも。今の彼との将来も欲しい。
仕事をするわたしを尊敬してくれて、
でも体を1番に心配してくれる。
彼とは遠距離恋愛で、わたしが仕事を辞めるしか
一緒に暮らす道はない。。。

バリキャリ独身の道か、彼との結婚か。
元々全く結婚願望がなかったわたしは
初めはバリキャリ道を選んでいましたが、
だんだんと仕事に対し200%の力を
注げなくなり…

MRの道か結婚かと悩むうちに、
また夜眠れず朝起きれない
うつの症状が出はじめたのです。
人生の大きな岐路に立った今。
明日が見えない。今日することに
手が回らない。
秋田での体調不良を思い起こすような
毎日が始まり、体調的にも精神的にも
追い込まれていきました。

*

社会人3年目の大きな決断。
仕事を辞めるか続けるか。
毎日頭を悩ませながら、
今までの疲れがどっと押しよせ
将来を考えることだけで
1日を潰すようになりました。

いつもプライベートなことも
相談していた頼りある課長に
仕事とプライベートと
どちらも中途半端な自分が嫌だ、と
愚痴のような相談をすることもあり…

結局、秋になってついに
仕事に出れなくなったわたしは、
そのままフェードアウトする形で
1社目のMR職を退職することになりました。

*

辞めることを決める頃には
事務所にも顔を出せなくなっていて、
お世話になった大切な同僚に挨拶すらできず。
消えていくようにやめてしまったことは
今でもすごくみっともなくて心残りです。

仕事を全うできず情けない。恥ずかしい。
わたしはMRという仕事に対し、
全うしたかったけれど力が及ばなかった、
苦い経験として心に蓄積されました。

その後、MRを退職してすぐ。
結婚するやらしないやら、色々と騒ぎ立て
混乱させた夫の元に行くことになり、
熊本県で2人、初めての同棲生活を
送るようになります。

続く…→第二章 結婚と転職とわたし
〜長崎から熊本へ〜

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